横隔膜(Internet Explorer 6 用のページはこちら)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

 横隔膜とは、胸(胸腔)とおなか(腹腔)の境目を作る状の筋肉。ぺらぺらの膜ではなくて、ちゃんと厚みのある筋肉の層である。骨格筋で、自分の意思で収縮させることができる随意筋である。

言語表記発音、読み方
日本語医学横隔膜おうかくまく
英語diaphragm*イアフラム
ラテン語diaphragmaディアフラグマ
* diaphragm は、隔膜?(何かの間を仕切っている膜の一般的な名前)の意味もある

 横隔膜のすぐ上側(胸腔の側)には、心臓があり、横隔膜のすぐ下側(腹腔の側)には、肝臓などがある。

 横隔膜は、胸とおなかを仕切っているので、胸とおなかを貫通する内臓は、横隔膜を貫通している。横隔膜には、このための3つの穴が開いている。3つの穴とは、大動脈が通る大動脈裂孔下大静脈が通る大静脈孔?食道が通る食道裂孔?である。

横隔膜の機能

 横隔膜が収縮すると、横隔膜は、腹腔の側(下側)に押し下げられるので、胸腔を広げ、腹腔を狭めるはたらきがある。

  • 呼吸で息を吸うときには、肋骨の間にある外肋間筋?とともに横隔膜が収縮することで、肺が外側に引っ張られるように広げられて、肺が膨む。特に腹式呼吸では横隔膜が大きな役割を果たす。
  • 排便のときにおなかに力を入れるときにも収縮し、おなかの壁の筋肉(腹筋)とともに、便を腸から肛門へと押し出すのにも働く。
  • 横隔膜がけいれん的に収縮するのがしゃっくりである。

横隔膜の神経支配

 横隔膜の運動を支配している神経は、横隔神経?である。横隔神経は、首の部分の脊髄頚髄)から出る頚神経のうち、主に第3~4頚神経が集まって作る神経で、首の左右から、左右の肺の間(縦隔)を通って、横隔膜にたどり着く。

食肉の部位としては

 ハラミ、サガリと呼ばれる。

カテゴリー: 運動器系 | 筋系 | | 胸部 | 腹部 | 呼吸器系


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