腎動脈(Internet Explorer 6 用のページはこちら)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

 腎動脈とは、大動脈から直接、枝分かれして腎臓に血液を送る1対の動脈。左右の腎臓は、腹大動脈の両側のすぐ近くにあり、腎動脈は非常に太くて短い血管。心臓を送り出された血液の20%は腎臓に流れる。

 大動脈のうち、腹腔を通る部分を腹大動脈というが、腎動脈は、腹大動脈から左右に向かって出る。それぞれ、右腎動脈、左腎動脈という。腎動脈の他にも、大動脈の側面から1対だけ出る動脈には、副腎動脈?(中副腎動脈)、精巣動脈?卵巣動脈?)などがある。

 腎動脈は、腹腔の中で、腹腔動脈上腸間膜動脈?のやや下の高さから出る(第1腰椎?から第2腰椎?の高さ)。大動脈脊柱のやや左にあり、右の腎臓のほうが遠いため、右腎動脈のほうが左腎動脈よりも長い。また、右腎動脈は途中で、上下方向に走る下大静脈を横切るが、このとき、下大静脈よりも後ろ(背側)を通る。両側の腎動脈の途中から、副腎に向かう下副腎動脈が分かれる。

 腎動脈が腎臓に入るところは、腎臓の内側に面する腎門?で、ここでの並び順は、前(腹側)から腎静脈?、腎動脈、尿管の順。腎動脈は、腎臓の入口付近で、5本の腎区域動脈(腎区動脈)に分かれる。それぞれの腎区域動脈が血液を供給する腎臓内の場所を、腎区域?という(腎臓は5つの腎区域からできる)。腎区域動脈またはその先の枝(葉間動脈など)は別の腎区域の血管とは吻合?しないので(=終動脈)、どこかで血流がとだえると、その下流の区域には血液が供給されずに、壊死?してしまう(=梗塞?)。


<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。