腰骨(Internet Explorer 6 用のページはこちら)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

 腰骨とは、または 腰の骨とは、「のあたりにある」のこと。一般名で、医学・解剖学用語ではないので、「こしぼね」とか「ようこつ」という名前の骨があるわけではない。のあたりの骨のうちの一部またはその全体を指す。

 具体的には、(1) 椎間板ヘルニアとか腰痛とかに関係する「腰骨」は、背骨のうち、腰の部分の骨のこと。(2) ベルトの高さにあって、体の外側から触れる「腰骨」は、骨盤の全体またはその一部の骨のこと。

目次

背骨のうち、腰の部分の骨のこと

詳細は腰椎の項目にあります

 「」を「ウエスト?」の意味で使うときは、肋骨のあるところと骨盤のあるところの間の場所を指す。背骨(=脊柱)はからまで椎骨という骨が並んでできているが、腰の部分の椎骨を、腰椎という。つまり、腰骨とは腰椎のこと。第1~第5腰椎まで5個ある。

言語表記発音、読み方
日本語医学腰椎ようつい
一般腰骨こしぼね
腰の骨こしのほね
英語医学lumbar vertebraンバー・ヴァーテブラ
一般lower backboneロゥワー・ックボウン
ラテン語vertebra lumbalesウェルテブラ・ルンバレス

 脊柱を作っている椎骨は、場所によって、上から順に、頚椎胸椎腰椎仙骨尾骨?という名前がついている。それぞれの骨には特徴があり、腰椎は、上半身の体の重さを支えながら、腰を曲げ伸ばしするときに大きな動きをするので、腰椎そのものや、腰椎同士の間をつなぐ軟骨(=椎間円板または椎間板)は、変な力の入れ方をすると損傷を受けやすい。

骨盤(またはそのうちの一部の骨)のこと

詳細は骨盤寛骨腸骨の項目にあります

 骨盤とは、わき腹?腹側から背側にかけて触ることができる。へそ?よりもちょっと下で、ベルトの高さ。これは骨盤の上端。「腰骨(こしぼね)の高さ」というときの、体表から触れる腰骨とは、骨盤のこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学骨盤こつばん
一般腰骨こしぼね
腰の骨こしのほね
英語・ラテン語pelvisルヴィス

 骨盤とは1つの骨ではない。仙骨(腰椎のすぐ下の背骨)の両側に寛骨がくっついたものを全体としてそう呼ぶ。寛骨は、平べったい大きな骨で、腸骨坐骨恥骨?という3つの骨が融合してできている。ベルトの高さで外側から触れるのは、このうちの1つである腸骨で、その上端にある、腸骨稜というところ。つまり、寛骨あるいは腸骨のあたりだけを指して「腰骨」と呼んでいる場合もある。

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