簡易ボアウィッグを作る
「たぶん最も簡単と思われる作り方」のボアウィッグをご紹介します。
左右の2枚はぎで、布はし処理はピケ(ほつれ止め液)です。
1:まず、ボア地を用意します。
ボアにはいろいろありますが、毛足の長いタイプが向いています。
季節商品として扱う生地屋さんが多く、秋から冬にかけて、最も入手しやすいと思われます。大型店では、通年売ってます(が高いです)。
ボアだけでなく、毛足の長い人工ファーでも作れます。(本物ファーもOK?)
私の場合は、個人的な好みにより、裁断の前にボアをなでつけて、整えています。
右がそのままで、左がなでつけたあとです。
まち針の先をボアの毛の間に差し込み、軽く何度も梳きます。
好みまたは「面倒」などの理由で、お好きなようにしてください。
2:裁断します。
A5の紙に描かれたものです。A5になるようにプリントすれば型紙になるかもしれませんが、定かではありません。
大体のサイズを、単位cmで記載しておきましたので、ご参考になさってください。
このあたりはかなり適当でも大丈夫です。フリーハンドで描いていただいてもよいかと思います。
矢印は、毛の方向です。
*裁断の仕方
ボア地をひっくり返して、裏から切ります。
ハサミの先っぽをちょっと差し込み、生地だけを切るように(毛先を切らないように)、少しずつ切っていきます。
ハサミの先で、毛をかき分けて進むような感じです。
よくわからない方は、生地屋さんでボアを買ってみてください。店員さんが切るところを見ていただくと、感覚的におわかりになると思います。
*ぬいしろについて
この型紙には、ぬいしろは含まれていません。
ぬいしろが必要なのは、上部の縫う部分だけで、下側の切りはしには要りません。
ぬいしろは、個人の感覚にもよるでしょうが、3〜5mmくらいあるといいと思います。
3:中表に合わせて、縫います。
毛先を縫いこまないように注意して、縫います。
手縫いかミシン縫いかは、好みということで。(私は手縫い派)
手縫いの場合は、なるべく細かく縫ってください。
4:ぬいしろの曲線部分に切り込みを入れます。
5:布はし処理をします。
「ピケ」を切りはしとぬいしろにつけます。切り込みを入れたところにもつけます。放置して乾かします。
ほつれ止め液「ピケ」は商品名です。
水溶性なので、水を使った洗濯はできません。
布用ボンドでも可。
科学ノリ、木工用ボンドでも代わりはできますが、仕上がりが硬く、ヘッドに当たって「カリカリ」と音を立てたりします。
ボンドとノリの場合は、縫って乾いてから、ぬいしろに切りこみを入れます。
6:裏返してかぶせて整えます。
最低でも、分け目(縫い目)を目立たなくする程度には、整えたほうがいいです。
ボアウィッグは、作るより整えるほうが大事です。なんか変な感じ?と思っても、なで回している間にそれなりに見えてきたりします。
◆
とりあえず一つ作ってみてください。
余る部分や足りない部分などを、ご自分の感覚で調節していただくと、自分好みのウィッグが出来上がると思います。
他の方がどんな風にボアウィッグを作っていらっしゃるのか、知りません。
これはまったくの独自製法(というと聞こえはいいがただの素人造り)です。
ネットオークションや通販でお売りになっている方は、もっとちゃんと作っていらっしゃると思います。
私も、普段は4枚はぎで作ってます。
4枚はぎにすると、もっと頭の形に合った形状にすることができ、毛の流れも自然になります。
これで売り物を作れる、とお考えになってはいけませんよ?
…というわけで、ボアウィッグをお売りになっている方々、この記事は営業妨害にはならないということで…どうぞご寛容にお願いいたします。
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